車のバッテリーの
寿命と
交換時期の
判断方法を
プロが解説
初心者必見
更新日:2024年11月12日
一般道と高速道路ともに、JAFロードサービスの出動理由の上位に必ず入ってくるのが『バッテリー上がり』。
最近のバッテリーは寿命が尽きる寸前まで使うことができるため、バッテリーが弱ってきた前兆をキャッチしにくく、突然バッテリー上がりが訪れます。特にロングドライブなどのお出かけ先でバッテリートラブルに見舞われて立往生しないために、本記事ではベストなバッテリーの交換時期を知る方法をご紹介!
使用年数と電圧からの判断方法
(交換目安は2~3年)
寿命ぎりぎりまで使用するのは
トラブルの元
車の使用環境・使用状況(走行距離や使用頻度など)によって異なりますが、バッテリーの交換目安は2~3年です。中には3年以上使用している車もありますが、バッテリー内部の劣化が進行しているのでいつ上がるか分からない状態。アイドリングストップ機能が搭載された車やハイブリッド車に搭載されている補機バッテリー(12V用)も同様です。近ごろのバッテリーは、劣化していても寿命が尽きる直前まで使用できてしまいます。突然、バッテリーが上がってしまうことを防ぐため、ぎりぎりまで使用することは避けましょう。
電圧は、通常時が12.5~12.8V、エンジン始動時は13.5~14.5Vが正常値と言われています。電圧はエンジン始動時にもっとも電力が必要になるので、通常時の電圧消費量が12.5V未満になったら一般的に、バッテリーの寿命と考えて良いでしょう。
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前兆から分かる寿命の判断方法!
(交換のサイン)
「そろそろ交換かな?」というサインは車に乗っていて表れてきます。下記のような症状が出てきたら交換のサイン。
サインが出たら、カー用品店、カーディーラーなどに行ってバッテリーの点検や交換を行いましょう。
1.エンジンがかかりにくい
エンジン始動時にセルモーターの回転音が弱くなってきたり、セルモーターの回転音が遅くなってきたらバッテリーが弱まってきた1つの証拠です。
2.ヘッドライトが暗い
灯火類の明るさもバッテリーの状態をチェックする目安の1つ。ただ最近の車は消費電力が少ないLEDライトが使われていることもあり、ヘッドライトが暗くなったことを判断するのは難しくなっています。
3.パワーウィンドウの開閉が遅い
多くの電装品を使用している場合、パワーウィンドウの開閉が遅くなることもあるので、一概にバッテリーが原因とはいえませんが普段より極端に開閉する動きが鈍くなったときは、バッテリーが弱くなってきた可能性があります。
4.バッテリー本体の異変
バッテリーの液量が規定量から減っている※1、本体が膨らんでいるようにみえる、端子のまわりに粉がふいているなど、バッテリー本体の異変は寿命を知らせるサインです。
※1 バッテリーの中には電解液(希硫酸)が入っており、この電解液は水の電気分解や自然蒸発により使用中に減っていきます(メンテナンスフリーバッテリータイプは除く)。
バッテリーの液量は下限を示すLOWER LEVELと上限を表すUPPER LEVELの
線の間に液量が入っていればOK
メンテナンスフリーバッテリーは液量が確認できません。
代わりにインジケーターで確認します。
本体のヒビ割れ、端子まわりの汚れなどは従来のバッテリーと同様、確認を
5.アイドリングストップ
しなくなった
アイドリングストップ機能搭載車は、アイドリングストップをしなくなった場合、バッテリーの劣化が原因かもしれません。すぐにバッテリーの電圧確認をしましょう。
POINT
ハイブリッド車の場合、システムを立ち上げるための補機バッテリーが搭載されておりますが、上記の交換サインや症状がありませんので注意が必要です。定期的な点検が必要不可欠です。
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バッテリー上がりしたら
すぐに交換したほうが良い?
長期間、車を動かさなかった、室内灯(ルームライト)やヘッドライトなどの消し忘れなども含め、バッテリー上がりを経験した車は、充電不足から回復したとしてもバッテリー交換を検討するタイミングです。
1度、バッテリー上がりを経験すると劣化は進行します。特にバッテリーを交換して数年経っている場合は、交換したほうが賢明です。交換してからあまり月日が経っていない場合は、充電後、そのまま使用したくなるのが心情ですが、念のためにカー用品店などでバッテリーの点検をしてもらいましょう。
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バッテリーの寿命を延ばす
5つの方法
その1:
定期的に車に乗ろう
長期間、車を動かさないとバッテリーに蓄えられた電力は自然に放電されるため、バッテリー上がりを起こしやすくなります。1週間に1度は車を動かすようにしましょう。
その2:
ちょこっと乗りはNG
週に1度、車を動かしたとしても、短い時間、短い走行距離では十分にバッテリーの電力は充電されません。渋滞にハマることが多い車も同様です。理想はストップ&ゴーの道ではなく、信号がなく停止する必要が少ない道を距離にして10㎞以上走行することがおすすめ。
その3:
電装品系の使用時の見直し
エアコン、カーオーディオ、ドライブレコーダー、スマートフォンの充電などエンジンを停止した状態で使用するとバッテリーに負担がかかります。ちょこっと乗りをしている車であれば、なおのことバッテリーは過酷な状態です。電装品系を使用する際は、あれもこれも使用するのではなく、必要最低限のものを選んで使用するなど工夫をしましょう。また、エンジンを切った状態で電装品系を使用する機会が多い車は、バッテリーの電圧確認を定期的に行うことも忘れずに行いましょう。
その4:
バッテリー上がりを起こさない
ヘッドライトや室内灯の消し忘れはバッテリー上がりの原因になります。また、夏や冬はバッテリートラブルが起こりやすい季節です。夏場はエアコン使用が多くなり、冬場はエアコンの他、外気温度の低下によって電圧が低下することがあるため、バッテリー上がりが起こりやすくなります。1度、バッテリー上がりを経験したバッテリーは負荷がかかり、大きく性能が落ちるケースもあるため、バッテリー上がりを起こさせないことも寿命を延ばすコツです。
その5:
定期的にバッテリーの
定期点検をしよう
温度の影響を受けやすいバッテリーは暑い夏と寒い冬は要注意。夏に入る前、冬に入る前は、バッテリーの点検をしておくと安心です。バッテリー内部の劣化は見た目では判断しにくいので、カー用品店などで点検を行いましょう。
いざバッテリー上がりの際の救援グッズも用意しておくと安心です。
他車とつないで充電を行うブースターケーブルや
単体で充電できるジャンプスターターの用意を
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必要なタイミングで
交換するには?
(費用もご紹介)
バッテリー本体も定期的に日常点検を行いましょう。点検したいポイントは通常のバッテリーであれば
- 電解液量が正しく入っているか
- バッテリー本体に液漏れ・ひび割れなどがないか
- ターミナル端子や取付け部のゆるみがないか
- (メンテナンスフリーバッテリーの場合)点検用のインジケーターで確認
特に異変がなくても、数年間バッテリー交換をしていない車やバッテリー上がりを経験した車は、現状のバッテリーの健康状態を把握することが大切です。「点検方法が分からない」、「本当に交換したほうがいいのか知りたい!」というときに活用したいのがカー用品店ジェームスのバッテリー点検です。
ジェームスでは、作業品質を高める診断方法としてバッテリーへの負担が少ない「ミドトロニクス社」の最新の高機能テスターを点検時に使用しています。
「ミドトロニクス社」特許技術で開発されたテスターは、
現在最も正確な測定方法として世界中に認められています
バッテリーの電圧が12.5V未満であれば一般的に交換のタイミングです。しかし、電池自体に問題がなく充電不足だけの場合は継続使用できるケースもありますし、逆にバッテリーの電圧は十分にあり正常値だったとしても、劣化によりエンジンの始動性が低下してトラブルに陥ることもあります。実は電圧だけでバッテリーの劣化を判断することはできないのです。
ジェームスではすぐに交換するべきなのか、継続して使用可能なのか、バッテリーの健康状態を正しく把握し、正しい交換タイミングをお伝えします。
もちろんバッテリー交換もお任せください。車の仕様や型式・グレード、使用状況に合わせておすすめのバッテリーを選定、取扱商品は全て国産品で豊富なサイズを取揃えています。さらに充電制御システム搭載車用・アイドリングストップ車専用・ハイブリッド車専用・EN規格搭載車専用バッテリーなど幅広くラインナップ。
通常車(充電制御車)におすすめ!
クルマの電池
ベーシック
毎日お車を使う(10km以上)方や2年以内に乗り換えを検討されている方におすすめ!最低限の基本性能を満たしたベーシックモデル
性能ランク
※古河電池調べ
2年または40,000kmの製品補償
7,980円(税込)~
アイドリングストップ車におすすめ!
クルマの電池
プレミアム
毎日車を使う(10km以上)などで、毎日バッテリーの充電ができるお車におすすめ! アイドリングストップ車における基本性能を満たしたモデル!
性能ランク(アイドリングストップ車の場合)
※古河電池調べ
18ヶ月または30,000kmの製品補償(アイドリングストップ車の場合)
13,800円(税込)~
トヨタ車の
ハイブリッド専用バッテリー
クルマの電池
ハイブリッド
液量点検や補水が不要! 独自技術によってハイブリッド車を安全に使用いただくための機能を充実させたモデル!
性能ランク
※古河電池調べ
3年または60,000kmの製品補償
36,100円(税込)~
※別途交換工賃がかかります。
※2024年11月12日の店頭表示価格です。
充電システムの点検とカーナビなどのデータ消失を防ぐためにメモリーバックアップ作業も行っているので、取付け作業も安心です。
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まとめ
「使用してから、数年経っているけれど、エンジンのかかりは問題ないからまだ使える」という自己判断は心もとないものです。バッテリー内部の劣化は、見た目ではわかりません。だからこそ大切なのが、バッテリーの定期的なチェックです。整備士によるプロの目で最新の高性能テスターを用いて確実にチェックするジェームスのバッテリー無料点検を活用しない手はありません。突然のバッテリー上がりで立往生することがないように、定期的なバッテリー点検を心がけて、安心で安全な運転を楽しみましょう!
カーメンテナンスをサポートする
おすすめアプリ!
愛車のメンテナンスを忘れないようにするため、ジェームスアプリでは愛車登録がされているお車のメンテナンス推奨時期をお知らせ!※
他にもアプリ限定のお得なクーポン、セール情報をいち早くお届けします!
カーライフを安心安全・快適に楽しみたい方におすすめのアプリなので、是非ダウンロードしてご活用ください!
※店舗により実施していない場合がございます。
よくある質問
バッテリーの交換時期は
走行距離による目安はある?- バッテリー交換の目安となる走行距離は3万km〜10万kmと幅広いです。
※ジェームスで取扱のバッテリーの保証期間も3万km〜10万kmとなっております。
車の使用環境・使用状況によって異なりますが、一般的にバッテリーの交換目安は使用から2~3年となります。 車のバッテリーの寿命の判断方法は?
- 通常時の電圧が12.5V未満になったら、バッテリーの寿命と考えて良いでしょう。ジェームスではバッテリー点検を無料にて実施しておりますので使用から2〜3年経過している場合は点検をおすすめします。
車のバッテリーの寿命は
突然来るって本当?- 最近のバッテリーは 寿命が尽きる寸前まで使うことができるため、バッテリーが弱ってきた前兆をキャッチしにくく、突然バッテリー上がりが訪れます。
バッテリー上がりをしたら
すぐに交換したほうが良い?- 1度、バッテリー上がりを経験すると劣化は進行します。特にバッテリーを交換して数年経っている場合は、交換したほうが賢明です。交換後間もない場合、そのまま使用したくなりますが、念のためにカー用品店でバッテリーの点検しましょう。
価格や選び方をご紹介
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この記事を執筆・監修した人
鈴木珠美(Suzuki Tamami)
カーライフアドバイザー&ゆるトレ講師。車専門誌、女性誌の編集者を経て、車のある暮らしにまつわる企画・編集・執筆。また運転疲れを軽減し、安全運転へ導くストレッチの監修も行う。女性の車生活を応援する「beecar(ビーカー)」編集長。その他、ワークショップの開催、TV・ラジオ出演等
※2024年11月12日時点の情報に基づいた内容です