CANインベーダーで
「あなたの愛車も
狙われている!?」
盗難続出、
その手口と対策
車両盗難の手口はどんどん巧妙になっています。最新の車の技術を逆手にとったCANインベーダーという盗難方法から、リレーアタック、コードグラバーなど、どんな手口があるのか、仕組みや違いを紹介しながら、車両盗難から大切な車を守る方法をご紹介します。
CANインベーダーとは？
CANインベーダーとは車内に張り巡らされたコンピュータネットワークに専用の機械をつなぎ、自動車を制御しているコンピューターに侵入して鍵の解除やエンジンの始動を行うという盗難方法です。
最近の自動車はエンジンやモーター、バッテリーなどの各部品を制御するコンピューター(電子制御ユニット)が多く搭載されており、これら自動車内部のコンピューター同士をつないだネットワークのひとつがCANなのです。このCANにバンパー部分などの外部から不正接続して車を自由に操ります。
まるでパソコンをハッキングして、パソコンを他人が乗っとるのと同様、他人が侵略することから、インベーダーと名がつけられています。一度侵略されたら、もはや防ぎようがありません。
CANインベーダーの特徴
CANインベーターが横行する以前、主流だったのはOBD2コネクターに接続して車を盗む方法です。OBD2コネクターは本来、整備工場などで自動車の故障箇所などの情報を解析するのに使われる専用ツールを差し込む接続口なのですが、このOBD2コネクターに専用機器を接続することで、車の制御を操作して車を動かすことができます。
OBD2コネクターは車内にあるため、窓を割るなどの方法で鍵を開ける必要があり、手間も時間もかかりました。一方で、CANインベーダーは、鍵を壊したり窓ガラスを割らずに犯行に及ぶことができるため、より、短い時間で簡単に車を盗むことができるのです。
リレーアタックやコードグラバーとの違い
最近の自動車の鍵で主流となっているスマートキー。鍵を出さなくても車両に触れれば自動的にドアロックが解除され、エンジンスタートのボタンを押せばエンジンの始動も可能。とても便利な機能ですが、このスマートキーの特性を悪用した「リレーアタック」「コードグラバー」などといった車両盗難の手口があります。
リレーアタックとは？
リレーアタックはスマートキーの電波を利用した盗難方法です。スマートキーからは微弱な電波が出ていて、この電波を車のコンピューターが受信することでドアロックの開閉などができる仕組みです。
本来、スマートキーの電波の届く範囲は1～3mなのですが、微弱な電波を外部から機器を用いて増幅させることで、車と鍵の距離が離れていてもロック解除をできるようにするのがリレーアタック。
例えば、スマートキーが持ち主の家の中にあり、車からの距離が離れていても、犯人Aが家の近くでスマートキーの電波を増幅し、家と車の中間の距離にいる犯人Bに電波をリレー、さらに車の近くでスタンバイしている犯人Cに電波をリレーすれば、犯人Cは車のロックを解錠できるという方法です。
コードグラバーとは？
コードグラバーとは、本来はスマートキーから出る微弱電波を読み取り、キーのIDコードをコピーして、スペアキーをつくるための機器。
これを悪用した車両盗難が起こっています。犯行手口は、カーオーナーが車を降りたときなどに、犯人がコードグラバーを使ってスマートキーから出ている微弱な電波を受信しIDを読み取ります。コードグラバーは100～500ｍの範囲内であれば微弱電波を読み取ることが可能。スペアキーが犯人に渡ってしまうので、盗難防止装置も役に立ちません。
リレーアタック、コードグラバーから愛車を守る方法は?
リレーアタックやコードグラバーから車両盗難を防ぐには、スマートキーから出ている微弱の電波を遮断すること。電波を遮断できるキーケースに入れるか、金属製の缶に入れて保管するなどの方法があります。しかしコードグラバーは、100～500ｍの範囲内であればIDを読み取ることができるので、盗難防止対策は物理的な対策方法しかないのが現状です。
狙われやすい車両は？
自動車盗難件数から見た、狙われやすい車種は、トヨタのランドクルーザー、プリウス、レクサスLX、レクサスLSなど。高級車も狙われやすい傾向にあります。盗難される時間帯は圧倒的に深夜から明け方が多く、屋外の契約駐車場、自宅でも屋外に停めている車が多く狙われています。
(参照：日本損害保険協会 第22回自動車盗難事故実態調査結果より)
今できる
CANインベーダーへの
対策
コードグラバーやCANインベーダーの手口に対する完全な対策をするのは現状難しいとされています。そこで行いたい対策がカー用品を使った物理的な対策です。タイヤロック、ハンドルロック、シフトレバーのロックなどの物理的な対策は乗り降りがしにくくなりますが、車両窃盗をもくろむ犯人にとっても面倒な車だと思わせることができ、抑止力につながります。
また車両盗難にあっている車の約7割が屋外の契約駐車場です。人目につきやすい駐車場に変更したり、シャッターがある屋内の駐車場を検討することもひとつの防犯対策として有効でしょう。外出先では長時間停車している車両もターゲットになりやすくなります。
対策アイテム：タイヤロック
タイヤをロックすることで車両盗難を防ぐアイテム。サイズはいろいろありますが、取り付けていることが目立つものが抑止力効果に貢献。タイヤサイズに見合うタイヤロックを取り付けましょう。あわせてホイール盗難防止用にホイールのロックナットの装着も有効です。
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〈おすすめ商品〉
タイヤロック
加藤電機
HORNET タイヤロック
LT-51R
ピッキングに強いティンブルキー採用！数秒で簡単に装着できます！
- ※装着条件：タイヤ幅300mm以下でホイールに35×35mm以上の隙間が必要です。
- サイズ：約470×260mm(最小)
- 質量：約3.2kg
- ディンプルキー採用
16,280円(税込)
対策アイテム：ハンドルロック
ステアリングホイールに取り付けて車両盗難を防ぐハンドルロック。ハンドルロックはスポーク部分のロックができるタイプ、ハンドルとシートベルトでロックするタイプなどロックできる部分によって異なるいろいろな商品があります。
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〈おすすめ商品〉
ダイヤルキー式ハンドルロック
加藤電機
HORNET ハンドルロック
LH-12R
フックが両端に2つずつあるタイプ。スポークにまたいで装着すればハンドルを切断しても外されにくい！
- ※装着条件はメーカーサイトをご確認ください。
- サイズ：約550×130×140mm(最小)
- 質量：約2.35kg
- 特殊合金採用、暗証番号式のカギを採用
12,980円(税込)
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〈おすすめ商品〉
ダイヤルキー式ハンドルロック
加藤電機
HORNET ハンドルロック
LH-11R
フックが両側に1つずつあるタイプ。数秒で簡単に装着できます！
- ※着条件：ハンドル内径約440mmまで、ステアリングの太さ約40mm以下のサイズ
- サイズ：約560×100ｍｍ(最小)
- 質量：約1.85kg
- 特殊合金採用、暗証番号式のカギを採用
9,680円(税込)
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〈おすすめ商品〉
ダイヤルキー式ハンドルロック
加藤電機
HORNET ハンドルロック
LH-3SR
コンパクトで収納しやすい！シートベルトのバックルでロックするワイヤー式。ピッキングに強いカギを採用
- ※装着条件はメーカーサイトをご確認ください。
- サイズ：全長 約69cm
- 質量：約0.4kg
- 付属品：専用キー×3、クリーニングクロス×2
7,128円(税込)
別の有効手段として
家の敷地内でも屋外であれば盗難の可能性はあります。できればシャッター付きのガレージに停めるとよいでしょう。また監視カメラを設置する、 外出先では人目につくところに車を停めることも抑止効果になります。
車の盗難方法はどんどんと進化し、より高度なものとなっています。完全に盗難を防ぐ方法がない場合もありますが、大切な愛車を守るためにもタイヤロックやハンドルロックなどのできる限りの対策を行うことが重要です。
盗難防止アイテムはカー用品のジェームスへ
お近くのジェームスを探すよくある質問
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CANインベーダーって
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車のコンピューターの頭脳と呼べるCANに不正接続して、車の制御システムを操作して鍵の解錠、エンジン始動を行う手口。コンピューターに侵入されるため、車のセンサーは異変を捉えることができません。
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CANインベーダーの対策は？
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現状、完全に防ぐ方法はありませんが、抑制効果として物理的な対策が有効です。ハンドルロック、タイヤロックなどのカー用品を用いて、犯人に犯行がしにくいことを心理的に伝えます。また人目につきやすい駐車場を選ぶ、シャッター付きの駐車場にするなどを検討することも大切です。
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盗まれやすいのはどんな時？
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持ち主が就寝中の時間帯や屋外の駐車場に長時間停車している車はターゲットになりやすくなります。また油断も禁物。常日頃から車両盗難対策は心がけることが大切です。
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