クルマの楽しみ方みつかる週刊カーライフ

新しい発見がきっとあるカーライフにまつわるコラム集。
毎週更新中!

カテゴリー

シリーズ一覧

  • あれコレ気になる
    カーグッズ
  • カー用品選び方
    指南
  • 365日、
    ドライブ日和
  • カー用品店の楽しみ方、
    付き合い方
  • シリーズ以外の
    コラム
週刊カーライフTOPへ

執筆者一覧

  • カーグッズ
    マガジン編集長
    倉嶋 源
  • レーシング
    ドライバー
    新田 守男
  • カーライフ
    アドバイザー
    鈴木 珠美
  • 様々な分野で
    活躍する
    達人たち
週刊カーライフTOPへ
シリーズ選択
執筆者選択

カーグッズマガジン編集長の「あれコレ気になるカーグッズ」万能際立つオールシーズンタイヤですが・・・

倉嶋 源2020/12/04

クルマ生活応援マガジン、Car GoodsMagazine(カーグッズマガジン)の倉嶋編集長のコラム。カー用品からアウトドアグッズまで、クルマ生活に関連するあれやこれや気になるカーグッズをピックアップ。今回はオールシーズンタイヤについて語っていただきました!


日本国内におけるオールシーズンタイヤのはしり、グッドイヤー社のベクター4シーズンズ

タイヤも生き物です

一般幹線道路でも、ちょっとした峠越えが必要な箇所は無数にあり、ちょっとした天候のズレで雪のリスクも高まります

なにぶん昨年が暖冬だっただけに、かなりの長期間、スタッドレスタイヤを放置してしまいました。案の定、ヤマはあるのに表面はカッチカチ。使用期間を厳密に管理しようと、慎重になりすぎた結果がコレです。クルマ同様、タイヤも生き物ですね。放っておくと、機嫌を損ないます。
定期的に、ウィンタースポーツに行く習慣があればまた違うのでしょう。もともとはそのつもりで用意したスタッドレスタイヤながら、幼少期のスパルタスキー合宿が予想以上にトラウマになっていることを、齢四十の半ばに差し掛かり、あらためて痛感しました。足は遠ざかる一方で、これは生涯、ずっと続くかもしれません。
とはいえ、たとえウィンタースポーツに縁が無くても、丸腰のサマータイヤは冬場の遠出に大きな行動制限を与えます。それこそ西へ東へ行き来する際は、どこかに必ず雪リスクの高い要所を通る必要があるわけで。ちょろっと雪が舞う程度でも、冬タイヤ規制が入る高速道路の例は間々見られる光景です。

今から約10年前にオールシーズンタイヤの実力を体感

スタッドレスタイヤじゃないのに、しっかり雪を“噛む”感じはなかなか痛快でもあります

そこで物を言う新手の存在として、オールシーズンタイヤがすっかり浸透してきました。海外ではメジャーな選択肢だったオールシーズンタイヤが国内に入ってきたのは、おおよそ10年ほど前のことだったように思います。
新物だけにいち早くと、グッドイヤーから出された当時物を入手したのはデビュー早々の話。運良くというべきか、その年、東京都内でも大雪に見舞われたことを今なお覚えています。
おっかなびっくりながら、時得たりと繰り出す道すがら、溶けきれずに雪が路面を覆う状態をものともせず、ドキドキしながらトライした坂道でもスリップにまでは至らず、これがまた予想以上の実力でした。日常使いでこそ、多少重さを感じたり、タプンタプンとたわむ感じに異質感は覚えたものの、問題とまでは感じません。
これはきっと新たなニーズをつかむだろうと思っていた当時から10年あまり。予想通りというか、主要各社からオールシーズンタイヤが続々と用意され、夏・冬・通年と、タイヤ市場における大枠も変わりつつあります。一部の銘柄は、スタンダードクラスの夏タイヤを上回るドライ性能を持つまでに至るなど、その進化ぶりは予想以上でもあります。

万能ですが完全なる雪道は・・・

同じ雪道でも、豪雪地のソレは明らかに別物で、ここでこそスタッドレスタイヤの出番というわけです

物は試しと、今年の夏場は主にダンロップの最新オールシーズンタイヤで過ごしましたが、始終、文句はありませんでした。酷暑の灼熱路面はもちろん、雨の日だってそれは変わりません。もっとも装着車両は所有車のなかでもポンコツに類し、走行性能に求めるレベルが元々高くないというのもありますが、日常の足ならそれで十分とも言えます。
ただ忘れてはならないのは、完全なる冬道は想定外ということです。どこまで行けるかの挑戦もあって、純正マッド&スノータイヤのクルマで真冬の新潟に押しかけ訪問した時は、身体の芯から冷える怖い体験もしています。
冬タイヤ規制でも問題なく通されたものの、「ホントに通して大丈夫ですか!」と思うぐらい、坂道ではツルッツル。雪道に強いはずのスバルAWDだって、踏みしめられた凍結路面まで入っちゃえば、どだいそれも無理な話で。
万能性際立つオールシーズンタイヤながら、細長いとはいえ、ニッポンは広い! 降雪地域、厳寒地を跨ぐならスタッドレスタイヤは欠かせません。当たり前のことながら、やはり体感してみないと分からないこともありますね。

文・倉嶋 源

カーチューニング誌での丁稚奉公、新車雑誌での下働きを経て、2007年よりカー用品専門月刊誌・カーグッズマガジンの編集長を襲名。雑誌業界歴20年超の大半を通じ、オートアフターマーケット業界に身を捧ぐ。

  1. HOME
  2. 教えてジェームス
  3. 週刊カーライフ
  4. 万能際立つオールシーズンタイヤですが・・・