そうだったのか!クルマのはてな匠の一問一答集
クルマに関するちょっとした疑問やお悩みを解決します。
まずはシーンからお選びください。
自分でタイヤを交換する方法を教えて下さい
タイヤは1輪あたり、4本から5本のナットで車体側に固定されています。緩める作業は自重が掛かった接地状態で行うことが基本のため、取り外す前に、まずは全てのナットを緩めておく必要があります。肝心なのは、完全に外さず、緩める程度に留めておくことです。
クルマは4つのタイヤでその重い車体を支えており、ひとつでも接地を失うと一気に傾きかねません。そのために、タイヤを交換する際は、取り外すタイヤの代わりに重い車体を受け止める一時的な支えが必要です。それがジャッキと呼ばれるツールです。大きな力を掛けられるだけに、車体側にも使用箇所が定められており、ここに正しく合わせることで、小さな労力で車体を持ち上げることが可能になります。
ジャッキ操作で、交換対象のタイヤが地面から離れるぐらいに車体の一部を持ち上げられたら準備は完了。完全にナットを外し、手前方向にまっすぐに引き抜けばタイヤを取り外すことができます。
タイヤの外し方
1:ホイールナットを緩める タイヤホイールと車体をつなぎとめるナットは、強い力で締まっています。そのため、完全に取り外す前に、路面に接した状態で、あらかじめ緩めておく必要があります。
2:ジャッキポイント(ジャッキを車体にあてる箇所)にジャッキをあてる 多くのクルマは、写真のようにドアの下部に切り欠きが設けられています。これがジャッキポイントで、窪みに合わせるようジャッキをあてるとガッチリ噛み合います。
3:ジャッキで車体を持ち上げる 元々クルマに備え付けられているジャッキは、中央の軸を回転させることで高さを調整できます。純正工具を写真のようにつなぎ合わせると、軽い力でくるくると回せます。
4:タイヤ&ホイールを外す タイヤが地面から完全に浮いた状態になったら取り外し準備完了です。ボルトとナットがサビなどで固着している場合もあるため、引き抜く際に多少力を要する場合もあります。