車検期間はいつから受けるのがベスト?
有効期間は?

車検期間イメージ

更新日:

車検はいつから受けられる 車検の時期がそろそろかなと思っても、いつからいつまでに受けるべきなのか、いつ受けるのが損をしないだろうかと疑問に思う方も多いと思います。本記事では車検を受けるベストな時期や車検期間、どこで車検を受けるのがおすすめかなどを解説します。

車検期間は
いつからいつまで受けられる?

車検証イメージ

基本的にいつでも受けられます!

自家用乗用車(新車)の場合、初回車検の有効期限は3年後、2回目以降の有効期限は2年後です。中古車の車検も2年ごとに行います。
次回の車検満了日までであれば、いつでも車検を受けることができ、極端な話、半年前でも1年前でも大丈夫です。
とはいえ、早く受けておけばよいという問題でもありません。
ではいつ受けるのがベストなのか、次で解説していきます。

早く受けると損する?
車検を受けるベストな時期

車検のベストな時期イメージ

一般的には車検の満了日から1ヶ月以内に受けるのがおすすめ

車検は基本的にいつでも受けることが可能ですが、車検を受けた日から有効期間となるため、あまりに早く受けすぎると、残っていた車検の有効期間が短くなります。かといって、車検の有効期間の満了日まで引き延ばすのは、車の整備の時間がとれないので避けましょう。

例:車検満了日が2022年11月15日の場合

2022年10月15日〜11月15日に
車検を通した場合
次の車検満了日は2024年11月15日
2022年8月15日に
車検を通した場合
次の車検満了日は2024年8月15日
(約3ヶ月分無駄になる)

車検の有効期間はどのくらい?

車検シール裏側に満了日

車検の有効期間は車種や用途によって異なります。自家用乗用車の場合は、新車登録から初めての車検が3年で、以降は2年ごとです。車検有効期間が過ぎると公道で運転することができないので、有効期限は把握しておきましょう。参考までに下記に一例を紹介します。

車種 新車登録から
初回
2回目以降
自家用車
(普通車・
小型車・
軽自動車)
3年 2年
貨物自動車 8t未満2年
8t以上1年
軽自動車2年
8t未満1年
8t以上1年
軽自動車2年
キャピングカー
(普通車・
小型車)
2年 1年

車検満了日や有効期限の確認方法

車検満了日や車検の有効期限は、車検シール(検査標章・車検ステッカー)または車検証(自動車検査証)で確認することができます。

車検シール
(検査標章・車検ステッカー)
で調べる

フロントガラスに貼られている車検シール(検査標章)の表面にかかれた数字は、大きな数字が「車検満了月」、小さな数字が「年」を表しています。よく「車検満了月」に書かれた数字を見て、月末まで有効期間があると勘違いされる方もいますが、これは間違いです。車検の有効期間満了日は、車検シール裏面に●年●月●日と正確な日付が記載されています。

車検シール

車検シールは「(前方かつ運転者席から見やすい位置)運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」に貼り付けます。写真左が車検シール表面、写真右は車検シール裏面

※例外:ただし、上部位置で運転者の視野を妨げる場合は、運転者の視野を妨げない前方かつ運転者席から見やすい位置

車検証(自動車検査証)
で調べる

車検の満了日の確認は、車検証の【有効期間の満了する日】の欄に記載されています。

満了日が書かれた車検証

自賠責保険で調べる

自賠責保険証

車検の有効期間と、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の有効期間は同じではありません。
正確にいうと、有効期限日の満了時間が異なります。

車検証に記された「有効期間の満了する日」の満了時刻は24時。
自賠責保険証に記された保険期間の満了時刻は午前12時(正午)。

たとえば、車検の有効期間が7月24日で、午後1時に検査場には間に合ったとしても、
自賠責保険が切れていたら車検を受けることもできませんし、公道を走ることも法律違反となります。
そのため車検有効期間よりも自賠責保険の有効期間は、余裕を持たせて長めに契約している方が多いようです。
もっとも安心なのは、車検の有効期間を踏まえて、早めに車検依頼をすることです。

車検の有効期限が切れたらどうなる?
切れたときの対処法

車検が切れたら仮ナンバー

車検切れだったらどうなる?

車検が切れても罰則はありませんが、そのまま公道を走る「無車検運行」は、道路運送車両法違反となります。また、必ず入らなければならない自賠責保険(自動車損害賠償責任保険・自動車損害賠償責任共済)が有効期限切れにもかかわらず、運転した場合(「無保険運行」)も違反です。
車検が切れたときは、強制保険である自賠責保険の有効期間も切れているケースが多いので、注意が必要です。

罰則や処分は以下の通りです。

・無車検運行

違反点数 6点以上
罰則・罰金 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
行政処分 免許停止

・無保険運行

違反点数 6点以上
罰則・罰金 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
行政処分 免許停止

出典: 道路運送車両法第58条1項、108条
自動車損害賠償保障法第5条、86条の3
交通違反の点数一覧表

万が一、車検が切れた後に公道を走るには臨時運行許可証(仮ナンバー)を取得する必要があります。自賠責保険が切れている場合は、新規加入を済ませてから仮ナンバーを取得します。

それでは仮ナンバーの取得方法を紹介しましょう。

車検切れの対処法

臨時運行許可証(仮ナンバー)を発行してもらう

仮ナンバーを取得すれば、一時的に公道を走ることができます。申請は最寄りの市役所、区役所等で行います。運行の目的、運行経路、運行期間などの記入や自賠責保険証書、車検証、身分証明書、申請者の印鑑、申請手数料などが必要です。

<仮ナンバーで注意すること>

  • 事前に申請した運行経路以外は走ることはできません
  • 仮ナンバーは必要最小限の日数のみ、最長5日間
  • 自賠責保険が有効であることが前提

積載車(レッカー)で運ぶ方法もありますが手間も費用もかかります。車検切れになるととても面倒な上、余計なお金も時間もかかるので、期限切れにならないように車検、自賠責保険の有効期間をしっかりとチェックしておきましょう。

車検を受けるための準備とポイント

車検を受ける準備

車検を受けるために必要な書類などは事前準備しておくとよいでしょう。
車検見積りや車検予約をする際にも確認しておくと安心です。

車検受付時に必要なものはこちらです。

車検受付時にご用意いただくもの

  • 自動車車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • ロックナットアダプター
    (ホイールにロックナットを使用している場合)

また、当日は車検費用が必要です。現金での支払いとなることも多いので、もしクレジットカードを使用したい場合は事前に業者に確認しておくと安心です。

車検を受けられる場所、車検業者は?

車検整備工場イメージ

車検はディーラーやカー用品店、車検専門店などで受けることができます。車検の見積り金額だけで判断するのではなく、見積りに何が含まれているかを確認するようにしましょう。車の状態を正しく判断し、必要に応じた点検整備、総合的に信頼できる業者であることが大切です。
また、業者に依頼せず、自分で行う「ユーザー車検」という方法もあります。

ユーザー車検とは?

自動車点検基準に基づき、ご自身で点検整備を行う方法です。点検整備記録簿を作成してから車検予約をします。車検日は自分で車検場に車を持ち込み、審査を受けるといった流れ。自分で行う分、費用を安く抑えられるメリットはありますが、点検整備には専門知識、技術が必要になりますので、不安な方は車検業者に依頼する方が安心です。

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さらに、車検後も安心の1年保証(安心4大保証)付きです。車検お見積り無料ですのでまずはお気軽にジェームスにご相談ください。

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車検の予約におすすめのタイミングは45日前って本当?

車検の予約

車検の見積りや予約はお早めに!

有効期間でも満了日の間際で車検を予約・依頼するのは注意が必要です。ぎりぎりで車検の受付ができたとしても、車の状態によっては、修理や消耗品の交換に時間がかかる可能性があります。有効期間内に作業が終わらなかった場合、車検を通すことができないということも考えられます。

また、早めに受ける方法として、車検満了日を変えずに車検を45日前(40日前)に受けられると聞いたことがあるかもしれません。
この15日プラスになっているのは、基本的に工場から運輸支局へ書類を提出、車検証と車検シールを発行する手続き、オーナーさんが車検証を受取るための期間として使われます。工場やオーナーさんのスケジュールを調整、相談した上で、可能かどうかの判断になります。整備工場によって受け付けていないため、 車検満了日1ヶ月前ごろに車検を受けるスケジュールで動くのがベストです。

よくある質問

車検はいつからいつまで受けられる?

車検を受けた翌日から次回車検満了日までが有効期間となり、有効期間内であればいつでも受けることができます。

車検の有効期間はどのくらいある?

自家用乗用車(普通車・小型車・軽自動車)の場合は、新車登録から初めての車検が3年で、以降は2年ごとです。車検有効期間が過ぎると公道で運転することができないので、有効期限は把握しておきましょう。

車検の満了日や有効期限はどこで確認する?

満了日は車検シールや車検証、自賠責保険証で調べることができます。ただし、自賠責保険の期間は車検期間と差異があるため注意が必要です。

車検の有効期限が切れてしまったらどうすればいい?

車検切れと同時に自賠責保険の有効期限も切れていることが多いため、この状態で車を走らせると違反となってしまいます。もしも車を走らせる場合は、自賠責保険の新規加入を済ませ、仮ナンバーを取得しましょう。